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髪の専門家が語る、髪の毛のお役立ち情報
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キューティクル(毛表皮・毛小皮)の構造まとめ。キューティクルはまるで鎧のように髪を守っています。

「キューティクル」は髪の毛の組織の中でも、1番知名度が高い部分です。

これはたぶん、テレビCMの影響だと思います。すごいですねテレビCM。

CMはともかくとして、キレイで健康的な髪を維持するのために、最も大事な部分はやはりキューティクルです。

そのため、髪の研究において活発に研究されているのもキューティクルです。髪を護る最前線(フロントライン)であって、これが無ければ髪が傷んでしまう境界線(ボーダーライン)でもありますからね、当然といえば当然です。

今回はそのキューティクルの構造についてのお話しです。

ちなみにキューティクルという言葉は英語で、単語では「cuticle」という綴りです。

日本語では「毛表皮」や「毛小皮」などと言いますが、現在ではキューティクルという言葉のほうが一般的に広まっています。

ちなみに「cuticle」を訳したら正確には「表皮」という意味です。なので、爪の表皮である甘皮なども、英語では「cuticle」と書くそうです。

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この記事の目次

キューティクルの構造や役割

以前の記事に書いているように、キューティクルは非常に硬く、うろこ状に何層も重なった形状をしています。

さらに細かい構造とかを解説するのが今回の記事ですが、少々、専門的な言葉が多い内容になっています。

ただ最後に要所だけまとめていますので、内容を難しく感じたら、読み飛ばしていただいても構いません。

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一つ一つは小さくて硬く、無色透明

キューティクルの一つ一つは肉眼で確認できないほど小さく、とても薄い組織なのですが、硬くて、化学薬品などにも強い組織です。

主な成分はケラチンというタンパク質で、爪などと同じ成分。とても硬いのですが、摩擦や過度なブラッシングのような力には弱くてはがれやすいと言われています。

また無色透明で色素自体は持ちませんが、ツヤや光沢に影響があると言われています。

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キューティクル一枚も層構造

このキューティクル一枚自体も何枚かの層でできていて、全体を被う薄い層と、ミルフィーユのように重なった3層の層構造をしています。

最も外側を覆うに層に元々は細胞膜だったエピキューティクル(表小皮)という薄い層で、その中に上から順番にエクソキューティクル(外小皮)A層、エクソキューティクルB層、エンドキューティクル(内小皮)という層が重なっています。

この最も外側を覆うエピキューティクルは硬く薬品などに1番強い組織なのですが、硬くて脆い構造で、物理的な力い弱いと言われています。

次のエクソキューティクルA層、B層はとても硬く頑丈な組織なのですが、パーマ液のような一部の薬品に弱いという特徴を持ちます。

ちなみにこのA層とB層の違いは、シスチンと呼ばれる成分の含有量の違いで、A層のほうが多く、B層のほうが少ないです。このシスチンは基本、含有量が多いほうが結合が強く、硬くて頑丈だとされています。

最後の下の層のエンドキューティクルはシスチンの含有量は1番少なく、他の層に比べて硬くはないのですが、水分を吸収して膨らむという特徴があります。

このエンドキューティクルが水分を含むことでキューティクルはリフトアップ、いわゆる「キューティクルが開く」という状態になります。

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ウロコ状に重なっている

上記のようなキューティクル一枚一枚がウロコ状に交互に重なることで、硬くても曲げたりねじったりすることができる層を形成しています。

この層の厚さは個人差はありますが髪の毛一本の太さの割合から言えば10~15%ほどの割合を占めています。

また重なる層も個人差があり、髪の毛を横に輪切りにした場合、日本人でだいたい6~10層ぐらい重なっていると言われています。

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重なる方向は根元から毛先へ

このウロコ状の形状は根元から毛先へと向かっています。魚のウロコで言えば髪の根元は魚の頭の方、毛先は魚の尾っぽのほうです。具体的には「タケノコの皮」のような重なり方です。

このような形状のため、根元から毛先へ髪の毛を指でつまんで動かすとひっかかることなくスルッと滑ります。逆に毛先から根元へと動かすとひっかかってスルッとは動きません。

そのため髪の毛がキューティクルのひっかかる方向同士で重なると、このひっかかり同士がお互いにかみ合い髪の毛がからまる、ということもあります。

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キューティクル同士は接着剤のようなものでくっついている

キューティクルとキューティクルの間にはCMC(細胞膜複合体)と呼ばれる膜があり、それがキューティクル同士を結びつける接着剤の役目をしています。

このCMCは水や薬剤を通す性質もあり、毛髪内部と外部との水の通り道として使われることもあります。

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キューティクルの表面には「ぬめり」がある

さらにキューティクルの表面には独特の「ぬめり」があります。

この「ぬめり」は 18-MEA(18-メチルエイコン酸)という脂質で、これは先ほどののCMCの一つで、キューティクルの表面側にだけ18-MEAはあります。

この18-MEAは髪を摩擦や水分から護る効果や、皮脂を毛髪全体に速やかに行き渡らす効果があります。

ただし、この18-MEAは弱く、髪を5%ほどひっぱるだけでキューティクルからはがれてしまうそうです。また、摩擦や薬品にも弱く、特にパーマやカラーをすると多くの18-MEAが失われてしまうと言われています。

18-MEAは毛髪および人体全体をみても髪の毛のこの部分にしかなく、他の部分には無いと言われています。

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以上のようなことがキューティクルの構造です。どうしても専門的な言葉が出てきてしまいましたが、申し訳ない(汗)

ここで書かれている難しいことは別段覚えなくて良いです。

ただ以下の点。

  • キューティクルは水分で開閉する
  • キューティクルの重なり方向は根元から毛先
  • キューティクル表面の「ぬめり」

これらの点をおさえればオッケーです。

キューティクルは髪のダメージと深く関係しています。ヘアケアを気にする方は特に覚えておいても損はないはずです。

※追記

今回はキューティクルの構造の話でしたが、機能や役割についての話も書きましたので、よろしければこちらもご参照ください。

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