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髪の専門家が語る、髪の毛のお役立ち情報
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髪のダメージ(ヘアダメージ)の原因まとめ。髪は日々さまざまな要因からダメージを受けています。

以前、キューティクルの構造の話をしたのですが、そこに書かれているとおりキューティクルは非常によく出来ていて、髪はそう簡単には傷つかない構造になっています。

それでも髪のダメージは起こります。理美容室でパーマやカラーをしなくても、いつの間にか髪が傷んでいる、ということはよくあります。

というのも、ものすごく厳密に言ってしまえば、髪は常にダメージを受け続けています

どんな環境どんな状態であっても生まれたばかりの髪、つまり皮膚から出たばかりの髪を「ダメージ 0(ゼロ)」 の状態だとしたら、その毛先部分は人間として活動している限り、少量でもダメージと呼べるものがあるはずです。

とはいえ、それを髪のダメージだと言うのかどうかは難しいところです。実は髪のダメージはその人のとらえ方次第のところがあり、「髪がこうなったらダメージの状態だ」と決めるのは非常に難しいのです。

まあ、私の周りにいる人たちの一般的な感覚を参考にしたら、髪がテロテロ・チリチリといった見て分かるほどのハイダメージから、枝毛やクシがひっかかりなどのクシ通りや手ざわりの悪化、また髪の光沢の悪化などが「髪がダメージを受けた」と言える範囲でしょうか。

このような髪のダメージは、いったいいつ、どのようにして受けるのでしょうか。今回はそういった髪のダメージに関するお話しです。

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この記事の目次

髪のダメージ(ヘアダメージ)の原因

先ほども書きましたが、髪というのは大なり小なりダメージを受けるものです。これは髪の構造上、頭部を保護するという役割があるため、外部の様々な刺激をいつも頭部の替わりに受けているからです。

また私たちは髪にセットやパーマ・カラーといった様々な刺激を髪に与えたりしています。これらも上手にしなければ髪に大きなダメージを与えます。

これらダメージの原因となるものを簡単にまとめると「物理的な力によるもの」と「科学的な作用によるもの」に分けられます。

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物理的な力によるもの

「物理的な力」とは簡単に言ってしまえば、物を動かしたり、支えたり、形を変えるような力のことです。重力や腕力といった「力」のことです。

このような力のうち、髪のダメージに最も関係があるもの摩擦です。

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摩擦

日常的なダメージで大きな原因の一つは、摩擦(まさつ)です。

摩擦によるダメージは每日のように行なう髪への過度なブラッシング、ゴシゴシ強くこするシャンプーやタオルドライ、寝ている時に布団や枕と、頭などに押さえられた髪とで生じる摩擦などと、様々なところで摩擦によるダメージを受けています。

なにせ、これらが起こらないよう極力避けていても、自然に髪の毛同士がこすれ合って微弱なダメージが毛先などに生じています。

髪が皮脂でコーティングされているのも摩擦を軽減するという目的も持っているためです。逆に言えば、髪の毛はこのような力*1でダメージを受けていくと言えるのです。

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また、髪の毛の強度を超える力で引っぱったり、ねじったりすると、見た目は以前の髪の毛とさほど変わっていなくても、髪の内部の構造がダメージを受けていることもあります。

強引にひっぱることは、髪がもつれたときにやってしまうことがありますが、ここでも皮脂が、髪がもつれにくくなるように滑らかさを与えています。

その他、セットでボリュームをだすため、キューティクルの向きの逆さまの方向からクシを入れ、わざともつれさせる「逆毛」も、とうぜん髪にダメージを与える行為だといえます。

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科学的な作用

上記の物理的な力以外では、科学的な作用によって髪の質や状態が変わってしまったりしてダメージを受けてしまうことがあります。

代表的なのは理美容室でおこなうパーマやカラー、それとシャンプーとかからですが、熱や紫外線、それとトリートメントやリンスなどでも場合によってはダメージにつながります。

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日光(紫外線)

知らない間に受けているダメージの中には日光、特に紫外線があります。

紫外線は髪にある様々な成分を酸化させ、別のものに変化させることが確認されています。

これら以外にも強度の低下や手ざわり・光沢などに影響を与えると言われていますが、そのダメージを与える仕組みなど詳しいことはまだ分かってはいません。

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熱(熱変性)

高温の熱は、髪の毛の細胞(タンパク質)に変化をあたえ、硬い別の物質へと変化させます。

これは熱変性と呼ばれるもので、ものすごく簡単に言えば、卵の白身がゆでたり焼いたら固まるあの現象のことです。

日常生活で髪が変性をおこすほど熱せられることは、よほどのことがない限りありえないのですが、それでも、かなり高温のドライヤーで熱しすぎたり、頻繁にヘアアイロンを高い温度であてたりすると、髪に熱変性がおこることがあるそうです。

そして、さらに高い熱を与えれば、髪はちぢれたり、コゲたり、燃えてしまったりします。

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シャンプーやトリートメントなど

きれいな髪を維持するのにかかせないのがシャンプーやトリートメントなどですが、これらも使い方を間違えるとダメージにつながります。

シャンプーに関しては質の悪いものではダメージを受ける、などという話を聞いたことはあるとは思いますが、トリートメントなども油分が髪にありすぎたりするとダメージにつながったりするのです。

これらは要はモノ(製品)と相性と使い方なので、使い方次第ではダメージを受けますし、その逆に適切に使えば髪のダメージを軽減する手助けをしてくれます。

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パーマやカラーなど

普通のパーマーや縮毛矯正、ヘアカラーなどはどうしても傷みます。髪の構造に化学的な変化をあたえますので、ダメージがまったく無いというのは考えられません。

そして、最も髪にダメージを与えるのが、やはりこういった薬品の使用です。

ただし、ダメージがかなり低いパーマやカラーを施術できる美容室・理容室もあるはずです。つまりパーマやカラーのダメージの大小は、美容師さん理容師さんの腕次第と言えます。

実際、髪のプロである美容師・理容師でも失敗して髪に大きなダメージを与えてしまう場合があります。プロでも失敗する場合があるのに素人ではなおさら難しいのがパーマやカラーです。ですので、お家でカラーやパーマをする場合は細心の注意をはらっておこなったほうがよいでしょう。

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アルカリ

前述しているパーマやカラーなどに深く関わっていますが、髪にアルカリ性に傾くとダメージを受けると言われています。

難しい話は飛ばしますが、髪の pH*2は皮膚と同じように弱酸性’(だいたいpH 4.5 ~ 5.5 程度)の状態が1番安定します。これがアルカリ性に傾くとキューティクルの損傷や、毛髪内部の成分の流出につながります。

この例えで1番分かりやすいのはです。海水浴はプールなどに比べて髪のダメージが大きいのですが、その原因の1つに海水がアルカリ性(海水のpHは8程度)なのが関係してると言われています。

ちなみに逆に酸性は、髪に影響を与えるほどの強酸性に傾くとはそうありませんので、普通の生活において気にする必要はまずありません。

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髪の状態による影響

上記の二つのように直接髪の毛にダメージに関係している訳ではありませんが、その状態によっては、髪がダメージを受けやすくなることがあります。

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ぬれた髪

ダメージに直接的は関係ないとされてはいますが、水分をふくんだ髪、つまりぬれた髪は非常にダメージを受けやすい状態になっています。

ぬれた髪の毛は、摩擦など物理的な力に非常に弱くなります。また長時間ぬれたままだと、紫外線によるダメージが増えたりします。

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乾燥

先ほどとは逆に、空気やドライヤーなどで髪が乾燥しすぎるのもよくありません。髪や乾燥によって柔軟性や弾力が低下したり、必要以上に水分を失ったりすると言われています。また冬場では静電気も生じやすくなります。

静電気による髪への影響は、はっきりしたことは分かりませんが、「キューティクルがはがれる」などいった影響があると言われています。

そうでなくても静電気による髪の「もつれ」や「からまり」から髪のダメージへとつながる場合もあります。なので、どちらにせよ静電気は防止したほうが髪の毛にとっては良いでしょう。

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セット剤

髪をセットするとき、セット剤を使う方も多くおられると思います。

セット剤は綺麗に洗髪して洗い流してくれれば、それほど髪に影響を与えることなどありませんが、洗わなかったり、洗髪が不十分だったりすると、セット剤の種類によっては髪にダメージを与えると言われています。

セット剤は言わば「髪のお化粧」。顔のお化粧はちゃんと落とさない肌トラブルの原因になるように、髪のお化粧もちゃんと落とさないと髪のトラブルにつながることがあるのです。

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ざっとあげただけでも、これだけの原因があります。

これだけではありません。細かいものではまだ何種類か「これはダメージの原因のひとつだ」と言われているものがあります。

そしてこれらはパーマやカラーといった専門家が関係した大きなダメージを除き、一つの要因が原因ではなく、多くは複数の要因が合わさっています。それが少しずつダメージとして蓄積していき、私達が見て感じ取れるほどのダメージになっていきます。

逆に言えば、これら日常の小さな原因を少しでも防ぐよう每日気にかけるだけでも、髪のダメージの具合が変わってくるとも言えるのです。

髪はダメージを受けると、正確に言えば元に戻ることはありません。なので、髪のダメージ対策は「防ぐ」ということが非常に重要なのです。

つまり、健康的でキレイな髪を維持するためには、每日のヘアケアが非常に重要、という話なのです。

以上、髪のダメージの原因について簡単にまとめたお話しでした。

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*1:ちなみに、このようなダメージに対して「機械的」と書いているものがあるのですが、「機械的」という意味が幅広くて捉えにくいです。いろいろ調べたのですが、どうやら皮膚感覚で触圧覚や痛覚などが感じる刺激(=物理的な力)を機械的刺激と言うそうで、それじゃないかなぁと思っています。(参考リンク:機械受容器 - Wikipedia

*2:pH については、こちらのページで詳しく書いています。