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髪の専門家が語る、髪の毛のお役立ち情報
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薬局など市販で買える育毛剤で、AGA診療ガイドラインに載っている成分を使用した製品と、その効果のまとめ。

現在、育毛剤は数多く販売されていて、どれを選べばよいか分かりにくくなっています。

そんなときはインターネットが便利なのですが、検索するとランキングサイトは沢山。そして、紹介しているのは順位が違うだけで同じような育毛剤ばかり。

ならこれが人気なのかと購入を考えている皆さん、ちょっと待ってください。

そこにはなぜか、リアップなどの男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインに載っている成分を配合した育毛剤が、あまり出てきません。

それは、おかしいのです。

現在、皮膚科専門医が検討して公開しているこのガイドラインは、日本で一番信頼度が高い診療ガイドラインと言えます。

この成分が入っている育毛剤が、薄毛治療の効果が低いことは考えにくいのです。

そこで今回は、男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインに書かれている成分を配合した育毛剤で、医師の診断や処方箋(せん)が必要ない育毛剤をご紹介したいと思います。

このガイドラインに載っているからだといって、全ての人に効果があるとは言えませんが、信ぴょう性は高いと思います。

育毛剤の2つのタイプ

その前に、育毛剤には2つのタイプがあると個人的には思っていいます。

1つは【促進型】です。

これは髪の成長を助け、促す効果がある育毛剤のことです。

髪を作る細胞(毛母細胞)を活性化したり、血行をよくしたりして、髪の成長を促します。

昔からある育毛剤は、だいたいこのタイプです。

そしてもう一つが【抑制型】です。

こちらは髪の成長を阻害する因子に対してアプローチする育毛剤です。

最近の研究で、どうして男性型脱毛症が発症するかというメカニズムが解明されてきました。

そのメカニズムに着目し、成長を阻害する因子の発生や活性を抑える効果が期待できる育毛剤が、このタイプです。

男性型脱毛症に対して高い効果が期待できますが、男性型脱毛症以外の脱毛症には効果は期待できないという欠点もあります。

ガイドラインで「行うよう勧める・行ってもよい」とされる成分を配合した育毛剤

では、ガイドラインに載っている成分を配合した育毛剤で、医師の処方せん無し(市販)で買えるの育毛剤の紹介です。

なお、このページにて紹介している商品には、全て Amazon アソシエイトになっていますので、ご了承ください。

ミノキシジル

  • ガイドライン推奨レベル:A(行うよう強く勧める)
  • 配合製品:リアップ(大正製薬)

AGA治療でフィナステリド(プロペシア)と並ぶ有名な成分です。

毛髪成長のメカニズムについては、毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することで発毛させるという髪の成長を促進するタイプですが、詳細は未だ分かっていません。

ただ、臨床試験の結果では高い育毛効果が現れています。詳しくは製品のホームページにも書かれています。

リンク:リアップX5プラスの発毛効果データ | 大正製薬

日本では「リアップ」として大正製薬から販売されています。

www.taisho.co.jp

【第1類医薬品】リアップX5プラスローション 60mL
【第1類医薬品】リアップX5プラスローション 60mL
有効成分ミノキシジルを5%配合。優れた発毛効果を発揮。ミノキシジルの他に、清涼感を与え、頭皮の発毛環境を整える、3つの有効成分を配合。
メーカー:大正製薬
※Amazonアソシエイト

アデノシン

  • ガイドライン推奨レベル:男性 B(行うよう勧める)
                女性 C1(行ってもよい)
  • 配合製品:アデノゲン(資生堂)

アデノシンは、人の体内にもある成分で、生体内で重要な役割を持っています。

この成分は発毛促進因子(FGF-7)を産生すると言われています。つまり、発毛促進因子を増やすことで、発毛を阻害する因子(TGF-β1)に負けないよう髪の成長を促進する効果が期待できます。

この成分がふくまれている育毛剤としては資生堂の「アデノゲン」が有名です。

www.shiseido.co.jp

アデノゲン 薬用アデノゲンEX <L> 300mL 【医薬部外品】
アデノゲン 薬用アデノゲンEX 300mL 【医薬部外品】
生体内薬用成分[アデノシン]を配合した発毛促進・育毛剤。発毛促進因子(FGF-7)の産生、毛根の成長期の延長、血行促進効果が発毛を促進させ、しっかりとした髪に育てます。
メーカー:資生堂ジャパン
※Amazonアソシエイト

カルプロニウム塩化物

  • ガイドライン推奨レベル:C1(行ってもよい)
  • 配合製品:カロヤン(第一三共ヘルスケア)

カルプロニウム塩化物は、血管を拡張して血行を増進させる効果があります。

血行を良くするこことで、他の成分との相乗効果にょり、髪の成長を促進するというメカニズムです。

この成分がふくまれている育毛剤は、第一三共ヘルスケアの「カロヤン」があります。

www.daiichisankyo-hc.co.jp

製品は、脂性肌や乾燥肌といった肌の違いなどの合わせて複数の種類が販売されています。

こちらは脂性肌の方におすすめのものです。

【第3類医薬品】カロヤン プログレEX O 120mL
【第3類医薬品】カロヤン プログレEX O 120mL
発毛促進、抜毛予防、ふけ、かゆみ等に効果がある医薬品。主成分カルプロニウム塩化物2%配合。その他7種の有効成分。皮膚脂質量を下げるカシュウチンキ、過剰な皮脂分泌を抑えるピリドキシン塩酸塩配合。
メーカー:第一三共ヘルスケア
※Amazonアソシエイト

t - フラバノン

  • ガイドライン推奨レベル:C1(行ってもよい)
  • 配合製品:サクセス(花王)

t -フラバノン(トランス-3,4'-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン)は、発毛を阻害する因子 TGF-β の活性化を抑制する効果があると言われています。

t -フラバノンに関しては、こちらのサイトを参照されたほうが早いかもしれません。

リンク:育毛科学研究サイト

育毛剤としては、花王「サクセス」の育毛剤にふくまれています。

www.kao.co.jp

商品は「サクセス」というブランド化されていて、シャンプーやスタイリング剤などがあります。

その中でも、t -フラバノンが多く配合されているのは、育毛剤のシリーズです。

サクセス バイタルチャージ 薬用育毛剤 200ml
サクセス バイタルチャージ 薬用育毛剤 200ml
髪が細くなり始めた人に。有効成分【t-フラバノン】配合。有効成分【ニコチン酸アミド】と【生薬センブリエキス(スエルチアマリンKI)】が頭皮の血行を促進。有効成分【β-グリチルレチン酸】が頭皮環境を正常化し、フケ・かゆみを防ぐ。
メーカー:花王
※Amazonアソシエイト

サイトプリン・ペンタデカン

  • ガイドライン推奨レベル:C1(行ってもよい)
  • 配合製品:毛髪力(ライオン)

男性型脱毛症を発症している部分では「エフリン」と「BMP*1」という2つのタンパク質が減少しています。

サイトプリン(6-ベンジルアミノプリン)は、この減少した2つのタンパク質の生成を促し、髪の毛の成長を促進する「発毛促進シグナル」を増幅させる効果が期待できます。

またペンタデカン(ペンタデカン酸グリセリド)は、髪の毛の合成に必要なエネルギーを供給してくれます。

この2つの成分が入っている育毛剤は、ライオンの「毛髪力」のシリーズです。

mouhaturyoku.lion.co.jp

薬用毛髪力ZZ(ダブルジー) 育毛剤 200ml(医薬部外品)
薬用毛髪力ZZ(ダブルジー) 育毛剤 200ml(医薬部外品)
薬用毛髪力 ZZ(ダブルジー) 200mlは、サイトプリン、ペンタデカンをはじめ乳酸オクチルドデシル、オキナワモズクなどを配合した育毛剤です。医薬部外品。
メーカー:ライオン
※Amazonアソシエイト

以上が、男性型脱毛症診療ガイドラインに載っている成分を配合している市販の育毛剤です。

数えたところ、結局5つしかありません。これを多いか少ないかは個人によりますが、けっして多いとは言えない数ですよね。

あと、推奨レベル【C1】には「ケトコナゾール」があり、ガイドラインの臨床試験データでは、ケトコナゾールが2%配合されたシャンプーが使われています。

ですが、このケトコナゾールが配合されたシャンプーは日本では販売されいません。

現状では輸入でしか入手できませんが、この商品を個人輸入して使用する場合は、下記のリンクにあるように、ちょっとややこしいのです。

リンク:医薬品等の個人輸入について |厚生労働省

しないほうがよい、とまでは言いませんが、上記リンク先をよく読んで、個人の判断でお願いいたします。

以上、AGA診療ガイドラインに載っている成分を配合した育毛剤のお話しでした。

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*1:Bone Morphogenic Protein =骨形成因子